職場の方や友人からオススメされた本や、SNSで話題になっている本を中心に、現時点で 17冊の育児本を読んだ ので、本の内容や考え方が近いものを数冊ずつまとめて読書感想文を書くことにしました。 という、 読んだ本の読みやすさや特徴を、本の焦点ごとにまとめていく第3 弾 です! 今回は、 「語りかけ・接し方」を1冊、「食事」を1冊、「睡眠」を1冊、「授乳」を1冊の合計4冊 をまとめました! ※ 第一弾の「読書感想文①」はこちら です。 ※ 第二弾の「読書感想文②」はこちら です。 ※写真のない本は、図書館で借りて読みました。 ※以下、本のネタバレがあります。 【語りかけ・接し方】 「自分の親に読んでほしかった本」著者:フィリッパ・ペリー 翻訳本特有の読みづらさのレベルが高い ため、初めて翻訳本を読む人はしんどいと思います。 (原書を読んでいないので正確な理由は分かりかねますが)抽象的な表現が多く、育児書の中では読みにくいです。 内容は、 親である私たちがどのように育てられ、それが育児にどう影響するのかを示したうえで、どう対処すべきかを説明 しています。 一貫して 「子育ての連鎖」 を説き、子どもに対して抱く負の感情は、自分が子どもの頃の親との関係性の影響であるので、 自分の内なる感情と向き合うことで子どもへの正しい対処法を見出す ことを重視しています。 そのため、親の立場から読んでいるつもりでも、気付けば子どもの立場で読んでいたりと、 読みながら考え込んでしまう本 でした。 具体的な事例とその対応策や、実際のコミュニケーションの取り方などを丁寧に説いているので、対処すべきことと、やってはいけないことが分かり、すぐに実践することができます。 示されている 実践内容は他の育児書と大差ないものの、「子育ての連鎖」という言葉の重みがチラつく印象的な1冊 でした。 対象となる子どもの年齢は、幼少期から思春期を想定しているようですが、実際は成人後も参考になると思いました。 ターゲット層は、 子育ての中で負の感情を持っている、もしくは持ってしまうすべての親 です。 【食事】 「医師が教える 子どもの食事 50の基本」著者:伊藤明子 構成は、 50個の基本事項の説明の後に、実際の悩みに対応した食事や栄養の摂り方とその経過、さらに簡単なレシピが記載 されていると...