読書家を装うために話題になった育児本を片っ端から読み漁るシリーズの第五弾です。
読破したので、記念に読書感想文を提出します。
※第一弾の「読書感想文①」はこちらです。
※第二弾の「読書感想文②」はこちらです。
※第三弾の「読書感想文③」はこちらです。
※第四弾の「読書感想文④」はこちらです。
※写真のない本は、図書館で借りて読みました。
※以下、本のネタバレがあります。
【ライフハック、時短テク】
特徴は、子育てを楽にするライフハックを集めたという点です。
内容は、産前、産後、お金、小ネタと4つの章に分けて、それぞれの効率化すべき事項を説明しています。
一般的な育児書とは趣旨を違えたいわゆるライフハック本なので、正直なところ、育児に関係なく時短したい方全員にオススメしたい一冊です。
本書の内容を私なりに補足すると、乾燥機付き洗濯機を購入する場合は、乾燥方式がヒートポンプ式のものを購入することを強く推奨します。
お値段は張りますが、ヒーター式と比して衣類の傷みが少なく、仕上がりもふんわりとしているためです。
睡眠については、エアウィーヴのマットレスパッドが価格・使い方ともに導入しやすいので、オススメです。
本書の対象となる子どもの年齢はありません。
ターゲット層は、とにかく時短したい方、育児の人手が不足している方です。
特にオススメしたいのは、古い家電を使用している方や、最新機器に疎い方で、本書を参考に家事の動線を見直すことで、育児に関係なく生活がかなり楽になると思います。
【語りかけ・接し方】
特徴は、子育てでよくある質問に対して、応用行動分析学を基にした独自の解決策を提示している点です。
内容は、叱らずに子どものお悩み行動を解決する方法を説明しています。
子育てでよくある質問や、子どものよくあるお悩み行動に対して、具体的な解決策を提示しているので、すぐに実践することができます。
しかし、親の考え方を改め、親が子どもに対して一貫した対応を取ることが大切だと説かれており、親が強い心で対応することが求められています。
もっとも、叱らずに対応するので、一見難しくはないのですが、叱ることが習慣づいている場合は、親の辛抱が重要になります。
対象となる子どもの年齢は、会話ができる2歳くらいからです。
ターゲット層は、子どもの行動に関する具体的な悩みがある方です。
【育児方針】
特徴は、教育を経済学の観点から分析し、科学的根拠から効果的な教育法を示しているという点です。
内容は、科学的根拠に基づく教育法を提唱すると同時に、教育における経済学的な分析の必要性を説くというものです。
本書は、正直なところ、教育政策を立案する文科省の官僚や政治家にこそ読んでほしいと感じる内容でした。
育児書マニアになりつつある私は、「あ、これはほかの本でも読んだな…」と思いながら読んでいました。
約10年前の本であるため、ほかの育児書ではさらに一歩踏み込んだ内容が記載されていたりします。
ですが、本書は科学的根拠が非常にわかりやすく記載されているので、ほかの育児書が難しく感じた方や、簡単に科学的根拠を知りたい方にはオススメします。
対象となる子どもの年齢は、宿題などが始まる小学生くらいからです。
ターゲット層は、子どもの学業とあそびのバランスに悩んでいる方や、子どもの進学先に悩んでいる方、教育に関する科学的な知見を得たい方です。
【睡眠】
特徴は、NAPSメソッドという90分周期の寝かしつけで赤ちゃんの睡眠時間を確保することの大切さを主張している点です。
内容は、タイトルほどの尖った要素はなく、シンプルにNAPSメソッドで赤ちゃんの眠りの周期に合わせた寝かしつけを行うことの大切さと、寝かしつけの簡単さを説いています。
「賢い子は1歳までの眠りで決まる」という尖った題名は、単に脳の仕組みを説いているだけで、本の内容は強烈なものではありません。
むしろ、大人のレム睡眠・ノンレム睡眠のサイクルである90分周期の睡眠が赤ちゃんにも当てはまるということを説き、その90分めがけて寝かしつけを行うことで赤ちゃんも親もどちらも寝かしつけに割く労力を減らせるという話をしています。
さらに、NAPSメソッドや、赤ちゃんがひとりで眠る方法「コントロールド・クライング」、「フェーディング」などを説明しており、寝かしつけに困っている方は大変役に立つ一冊です。
実際に、この本を読む前からうっすら感じていたことが記載されており、読みながら「やっぱりそういうことか!」と頷けるページが多くありました。
対象年齢は新生児から1歳半頃までで、ターゲット層は、寝かしつけや夜泣きにお困りの方や、妊娠中の方ですが、幼児がいる家庭では一読の価値はあると思いました。
以上、4冊の読書感想文でした。
育児本を選ぶ際の参考になればうれしいです😊
※第一弾の「読書感想文①」はこちらです。
※第二弾の「読書感想文②」はこちらです。
※第三弾の「読書感想文③」はこちらです。
※第四弾の「読書感想文④」はこちらです。
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