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乳腺炎奮闘記⑫ ~断乳 前編~

乳腺炎との戦いは、「断乳」で幕を閉じました。

ですが、このラスボス「断乳」、とんでもない強敵でした…😈😈😈

※断乳に踏み切るまでに悩んだことなどは、乳腺炎奮闘記⑤に書いていますので、参考にしてください!


まず、桶谷式の助産師さんに断乳を相談しました。

すると、母乳育児を推奨している桶谷式の助産師さんが「あなたは病的な母乳過多だから、ミルク育児のほうがいいと思う。こんなに乳腺炎を繰り返して、こんな頻度で助産院に来る人いないよ(笑)あなたも赤ちゃんも苦しそうだし、逆に3か月もよく頑張ったよ。根性ヤバいね!」と仰いました(笑)

そして、生後3か月での断乳となると、母乳の生産能力自体はまだまだ現役なので、お薬で母乳を止めることになると説明を受けました。

桶谷式では、断乳の際は、乳腺炎を防止するためにスケジュールを組み、合計3回マッサージをしてくださいます。

お薬を服用した日の翌々朝に、1回目のマッサージを受けて、ある程度排乳します。

それから1週間後に、2回目のマッサージを受けて、残った母乳を絞ります。

さらにその1か月後に、3回目のマッサージを受けて、残った母乳を絞り切り、断乳完了となります。

そのほかに、断乳の際の注意点を教わりました。

・生後3か月で母乳過多の場合、断乳には2週間~4週間ほどの期間を要する

・断乳中は、赤ちゃんを胸のあたりで抱っこしてはいけない。抱っこすると、乳腺が刺激されて母乳が分泌される。抱っこする場合は、お腹のあたりで抱っこすること。

・断乳開始から1週間は、激痛で動けなくなる可能性が高い。育児や生活を補助してくれる人が必要。

・痛かったら、痛み止めを服用すること。

・搾乳は、1日2回、朝と夕方に1回までOK。量は、各回大さじ1杯分まで。絞り方は、乳輪部分を軽く押す。おにぎり絞りは、新たな母乳が分泌されるので絶対にNG。

※生活補助者については、旦那が育休終わりで仕事復帰のタイミングだったため、オカンを召喚しました。


次に、乳腺外科に行き「カバサール」というお薬を2錠処方していただきました。

通常、1錠で母乳は止まるそうですが、私は極度の母乳過多だったので、乳腺外科の先生も「2錠で止まらなかったらもう1回来てね、3錠目出すから…」と心配そうに仰っていました。

カバサールは、1回1錠の服用で、服用間隔は1週間です。

ちなみに、自己都合での断乳ということで、お薬は保険適用外になり、1錠1,000円でした💥

乳腺外科の先生から「母乳は夜間に作られるので、夜寝る前にお薬を服用するように」と指示されました。

指示に従い、20時頃にカバサールを1錠服用し、氷嚢でガッツリ冷やしながら寝ました。

ちなみに、カバサールはめちゃくちゃ小さいお薬です。

1,000円分の存在感が欲しかったです(笑)


【服用後1日目】

服用した翌朝、胸はパンパンに腫れ上がり、起き上がれませんでした😱😱😱

実母を召喚しておいて本当によかったです。

赤ちゃんのお世話は、オカンに丸投げです。

この時点で、着用可能な下着はブラトップのみでした(笑)

氷嚢でガンガン冷やしていたにも関わらず、昼過ぎにはさらに胸がパンパンになり、激痛で涙が止まりませんでした。

痛み止めにロキソニンとカロナールを服用しましたが、どちらも一切効きません(笑)

搾乳したくても、痛みで絞ることもできません。

”桶谷のマッサージまであと16時間…”などと数えて、とにかく時が経つのを待つしかありませんでした。

夜になると、さらに胸が腫れ上がり、痛みも増し、爆発するのではないかと思いました。

激痛ですし、身体を温めてさらに胸が膨張するのが恐ろしく、お風呂はキャンセルしました😅😅😅

激痛で食欲もなく、ご飯もほとんど食べられませんでした。

もちろん、夜も寝付くことができず、泣きながら一晩過ごしました


【服用後2日目】

朝になりましたが、胸がさらに腫れ上がっているかどうかなんて、もう分かりません

もちろん、痛すぎるので、搾乳なんてできません。

そんなことより、待ちに待った桶谷式のマッサージが受けられます!!!!!

着用可能な下着がないうえに、まともに歩けないので、タクシーで桶谷式の母乳相談室に向かいました。

桶谷式の母乳相談室に到着し、お風呂に入っていないことを謝罪し、いざマッサージ台に乗ると、助産師さんが笑い始め、「本当にお薬飲んだんだよね?(笑)お薬飲まずに断乳してる人みたいな腫れ上がり方だよ(笑)」と言われました(笑)

マッサージは、全体的に絞った後、シコリができてしまった部分を解消すべく、助産師さんの手が高速で動きました。

途中、しぶといシコリがやっと消えたと同時に、めちゃくちゃ冷たい母乳が噴水のように飛び出し、助産師さんが「うわ、なんだこれ…」とドン引きするなどしました(笑)

時間いっぱいかけて、なんとかすべてのシコリを消し去ってくださりました。

助産師さんは、マッサージをしながら「思ってた以上の母乳過多だね、これ三つ子ちゃん育てられたね。ヤバいね、マジで。」と仰っていました。

マッサージ後、胸はめちゃくちゃ軽くなって痛みも落ち着き、さらに、普通に下着を着用することができ、安堵しました。

助産師さんも「電車で帰れるよ!!よかったね!!」と笑っていました。

そして、乳腺炎奮闘記⑨でご紹介した冷やし方「お椀タオル」を教わり、2日間はお椀タオルで冷やすように指示されました。

そのほかに、2点指示がありました。

・お酒はNG。身体が温まり、母乳が作られてしまうため。

・湯船につかるのはNG。体が温まり、母乳が作られてしまうため。

帰宅後は、普段どおり生活でき、感動しました。

が、赤ちゃんが泣くと、胸がチクチクする母乳が作られる感覚があり、母乳生成ホルモン「プロラクチン」の威力を感じました。

夜、昨日キャンセルしたシャワーを浴びると、乳頭からピューっと母乳が飛び出しました😮😮😮😮😮😮😮😮😮

触ってもいないのに、勝手に、噴水のような勢いで湧き出ました(笑)

牛かよ(笑)


長くなったので、続きは次回とさせていただきます。

ついに、次回で、乳腺炎奮闘記が完結します!!!!


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